您好!母亲大人 The Last Goodbye To Mama

您好!母亲大人 The Last Goodbye To Mama

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なんとなく見たくなって見始めた尹昉が主役のドラマ。

病院で医者の前で座る椅子が中高の教室の椅子みたいだったり、お湯はセルフで注いでたり、院内食がアルミのお弁当箱で出てきたりで、なんかストーリーと関係ないところついつい興味深く見てしまう。
このドラマ、日常が描かれてるから、お葬式のシーン出てきたり、インターン生の様子が描かれてたり、中国の実際の日常ってこんな感じなのかな〜と追体験できるいい作品だと思う。
息子の子を求める母の姿も描かれてたり。日本でイメージする中国っぽさも描かれてる。主人公が社会人になるシーンは舞台的に2000年〜2010年代なはずだけど、長男の子を求める姿勢は中国にはまだまだ根強いんだろうか。


中国ドラマの多くはOPとEDでハチャメチャにネタバレしてくるので、飛ばすことにしている。このドラマも例に漏れず。絶対物語的にすごい大事なシーン、ゴリッゴリに出してくるのは、華流ドラマあるある。


このドラマの撮影時すでに尹昉30オーバーで制服(というかジャージ)、そこまで違和感ないのがすごい。逆に母親役の董洁も尹昉との実年齢6歳差でちゃんと母親に見える。ドラマってすごいな〜年齢を感じるのって髪型と服装?🤔


途中で急な日本語展開も始まる。
ハチャメチャに日本語流暢な人出てきて日本人かと思ったら中国の方だった。芦芳生さん。百度百科見てたら色んなドラマ出てるっぽい。中学から日本にきて大学卒業まで日本にいたらしい。日本語めちゃくちゃ流暢。
日本人の梅部長、いい人に描かれすぎてそのうちこの株大暴落するんじゃないかっていう穿った見方してしまうレベル。
あと、途中で日本出てくるんだけど、東京・千葉県ってなってずいぶん範囲が広い。まあ中国からするとそんな感じか。

 

ドラマ全体通して、
・母主体の過去(1990年代?息子幼少期)
・息子主体の過去(2004年息子大学時代)
・現代(2020年?息子30代半ば?)
とストーリーの交互展開なので、慣れるのに少し時間を要するかも。

丁小军(尹昉が演じる主人公)はめちゃくちゃヘタレ。でもモテるタイプのヘタレ。
大学時代ってこうなりがちだよねっていう典型的なことやらかす丁小军。詩人・汪国真に影響されて文学を志す若者。親の心子知らずっていうタイプの大学生。小さいときからひょうきんでいたずらっ子な幼なじみと、それに振り回されつつも生真面目で頑固な正義漢貫く主人公。思ってた以上に尹昉のいろんなお顔が見れるいいドラマ。
話の途中、コカコーラがドーンと出てきて忖度シーンしっかりある。でも、10分も経たないうちに、主人公たちがペプシ飲んでて、ベクトル違う忖度皆無なフリーダム!

絶対こういう展開になるだろうなと思ってた方向にしっかり舵切ってくれるし、トレンディドラマよくありがちな設定をこれでもかってブチ込んでる気がするし、既視感すらある。記念日にカップルがいいレストランでご飯食べる予定の前にアクシデントがあって、っていうよくありがちなアレもある。
話が進むにつれ、母のために地元に帰る丁小军と親戚たちのドタバタ(?)もある。ずっと一途に主人公を想ってきた地元の高校の同級生の女の子とのラブもある。ふとしたときをきっかけに意識しだす的な。こういうの日本でもあるあるなのでは。

小军爸はクズだけど我が子に対する愛は感じる表現もある。ほんと愛っていろんな形してるんだなと感じることもできる、いいドラマ。

ちなみに、破冰行动(破氷行動〜ドラッグウォーズ〜)の林宗輝役の俳優さんも出てくる。知全然違う雰囲気でパッとは分からないくらいの穏やかそうな、主人公・丁小军(丁小軍)の幼なじみのお父さん役。