HHKPのレンタル
ゲオのあれこれレンタルっていうレンタルサービスで、HHKPを借りてみた。
全然使い心地が違って打ちづらいけど、慣れるとこれじゃないといけないレベルになるものなんだろうか。
BackSpaceキー使うときにFn+Deleteじゃないと消させてくれない、ミスタイピングに厳しい仕様。
レンタルサービス使ってみたかったのと相まって借りてみたものの、特に書き物の予定がないっていう悲しみもあるけどせっかくなので2週間使ってみる。
ゲオのレンタルサービスは届いた箱から中身を取り出して使用して、返却期間が来たらそのまま中身を届いた箱に戻してコンビニに出せばいいらしい。中に同封されているテープと宅配便伝票をそのまま使えばいいそうなので、楽そうだなという感想を抱いた。
MacBookのキーボードをそのまま使っている民としてはややタイピング音が気になるけど、きっとだいぶ静かな方なんだろう(自分が強打気味だっていうのもあるが)
您好!母亲大人 The Last Goodbye To Mama
您好!母亲大人 The Last Goodbye To Mama
なんとなく見たくなって見始めた尹昉が主役のドラマ。
病院で医者の前で座る椅子が中高の教室の椅子みたいだったり、お湯はセルフで注いでたり、院内食がアルミのお弁当箱で出てきたりで、なんかストーリーと関係ないところついつい興味深く見てしまう。
このドラマ、日常が描かれてるから、お葬式のシーン出てきたり、インターン生の様子が描かれてたり、中国の実際の日常ってこんな感じなのかな〜と追体験できるいい作品だと思う。
息子の子を求める母の姿も描かれてたり。日本でイメージする中国っぽさも描かれてる。主人公が社会人になるシーンは舞台的に2000年〜2010年代なはずだけど、長男の子を求める姿勢は中国にはまだまだ根強いんだろうか。
中国ドラマの多くはOPとEDでハチャメチャにネタバレしてくるので、飛ばすことにしている。このドラマも例に漏れず。絶対物語的にすごい大事なシーン、ゴリッゴリに出してくるのは、華流ドラマあるある。
このドラマの撮影時すでに尹昉30オーバーで制服(というかジャージ)、そこまで違和感ないのがすごい。逆に母親役の董洁も尹昉との実年齢6歳差でちゃんと母親に見える。ドラマってすごいな〜年齢を感じるのって髪型と服装?🤔
途中で急な日本語展開も始まる。
ハチャメチャに日本語流暢な人出てきて日本人かと思ったら中国の方だった。芦芳生さん。百度百科見てたら色んなドラマ出てるっぽい。中学から日本にきて大学卒業まで日本にいたらしい。日本語めちゃくちゃ流暢。
日本人の梅部長、いい人に描かれすぎてそのうちこの株大暴落するんじゃないかっていう穿った見方してしまうレベル。
あと、途中で日本出てくるんだけど、東京・千葉県ってなってずいぶん範囲が広い。まあ中国からするとそんな感じか。
ドラマ全体通して、
・母主体の過去(1990年代?息子幼少期)
・息子主体の過去(2004年息子大学時代)
・現代(2020年?息子30代半ば?)
とストーリーの交互展開なので、慣れるのに少し時間を要するかも。
丁小军(尹昉が演じる主人公)はめちゃくちゃヘタレ。でもモテるタイプのヘタレ。
大学時代ってこうなりがちだよねっていう典型的なことやらかす丁小军。詩人・汪国真に影響されて文学を志す若者。親の心子知らずっていうタイプの大学生。小さいときからひょうきんでいたずらっ子な幼なじみと、それに振り回されつつも生真面目で頑固な正義漢貫く主人公。思ってた以上に尹昉のいろんなお顔が見れるいいドラマ。
話の途中、コカコーラがドーンと出てきて忖度シーンしっかりある。でも、10分も経たないうちに、主人公たちがペプシ飲んでて、ベクトル違う忖度皆無なフリーダム!
絶対こういう展開になるだろうなと思ってた方向にしっかり舵切ってくれるし、トレンディドラマよくありがちな設定をこれでもかってブチ込んでる気がするし、既視感すらある。記念日にカップルがいいレストランでご飯食べる予定の前にアクシデントがあって、っていうよくありがちなアレもある。
話が進むにつれ、母のために地元に帰る丁小军と親戚たちのドタバタ(?)もある。ずっと一途に主人公を想ってきた地元の高校の同級生の女の子とのラブもある。ふとしたときをきっかけに意識しだす的な。こういうの日本でもあるあるなのでは。
小军爸はクズだけど我が子に対する愛は感じる表現もある。ほんと愛っていろんな形してるんだなと感じることもできる、いいドラマ。
ちなみに、破冰行动(破氷行動〜ドラッグウォーズ〜)の林宗輝役の俳優さんも出てくる。知全然違う雰囲気でパッとは分からないくらいの穏やかそうな、主人公・丁小军(丁小軍)の幼なじみのお父さん役。
DUNE
DUNE 3部作の内のPart1の映画観てきました。
ティモシー・シャラメの憂いを秘めた表情がよさすぎる。目の表情みたいなのが強い。かっこいい。
作品自体は2時間半あるわりに飽きずに没入しちゃうよさがあったので、映画館で見るのをオススメしたい。映画ってすごいな〜と味わえるよさが詰まってました。
内容というか細かい表現のところは原作が1965年ということもあってか、そっか、そうだよねと思うところも。なんていうか、1万年後の世界、もっと革新的でニュートラルであってほしいなっていう感想を抱いた。
ジェンダーが男女ではっきり分かれていたり。
各国の文化が混ざり混ざりなのはともかく、その文化1万年にもあるん?っていう疑問湧いてくる感じとか。いやでも逆にそれがいい引っかかりになったのか…?
映像を見たり音を聞く機械がカセットレコーダーかな?みたいなところとか。
2021年なりに改編されている部分もあるのかなと思うので、ぜひ原作読んでみたいな。
デューン調べたら、新訳版出てる。その前の訳はもう絶版らしい。
海外翻訳作品の難しさは著作権とまた別に翻訳権があるところですよね……読みたくても手に入れられなくなってしまう可能性があるので、生涯読みたい海外作品に出会ったら即紙媒体と電子媒体どっちも購入かな。そうなると、hontoの紙書籍購入すると電子書籍半額なの助かりすぎる。
(と言いながら貼りやすくてAmazonリンク貼ってしまう)
洋書だとこういうグラフィック・ノベルもあるんですな。紙で読みたいな〜
SFってこう、映像化やグラフィックになったものから入って、文字で読んで自分でイメージしたものが意外と違ったりするときありまして。その違いというか、ザラつきみたいなのが楽しいところあるな、と。
小説の映像化は何でもそうだったりするけど、SFは特にザラつきが荒かったり細かったり、思いもよらないところにあったりでそれが楽しい。
衆議院選挙
2021年10月31日
衆議院議員総選挙に行ったので、所感。
政治に正解なんてないんだから自分が思う、"日本の今後はこうなってほしい/ああなってほしくない"に近そうな人を探すしかないんだけど、これがまた難しい。自分の主義・信念が強くあるならいいんだろうけど、なかなかそうは言っても……。
何もわからなくてもとりあえず選挙の場に自分で向かっていって自分の手で投票してみる。自分が投票した人/党がどうだったかをネットやテレビ・新聞を通して当落を確認する。その結果を踏まえて、その後の政治や社会の動きを見ていく。「やっぱりこの人を選んでよかった/この人は思っていたのと違った」と肌で感じる。この肌で感じるっていうのが、なかなか難しいんだろうなと思うけど、そこはもう努力の域なのかなあ。
画面越しに見る今日の渋谷スクランブル交差点のハロウィンは、すっかりコロナ禍を忘れた様子だった。
5.民俗学読本 フィールドへのいざない
今回は『民俗学読本 フィールドへのいざない』!完全にタイトルに惹かれました!!
民俗学やフィールドワークに昔から興味関心を寄せていたものの、自身が足を踏み入れることはないまま、早◯十年……でもやっぱりなんだか心惹かれるものがあるので、民俗学という文字を目にして手に取ってみた。
6部構成になっていて、それぞれの部で著者が違う。オムニバス的な。
第Ⅰ部では編者である高岡弘幸氏がご自身の生活史を振り返りながら、いかにフィールドワークの中で問題を発見・設定していったのかを軽快な語り口で語られている。正直、興味深すぎてこの時点でフィールドワークやりたいって思う人続出なんじゃないかなって思っちゃうんだけど、どうなんですかね????ぜひ読んだ人の感想聞きたい……
そして読んでいく中で、阿部謹也氏の名前が出てきてなんだか感激!
ハーメルンの笛吹き男に関する伝承を研究していらした歴史学者の方で、過去に読んだこの本がグイグイ読めすぎて2時間の飛行機の中で読み始めて読み終わるまでした。"差別とは何か"を論じていて、すごく感銘を受ける本。に違いない。
『民俗学読本』でもそうだけど、研究者が研究すること自体も勿論すごいことなんだけど、過去の資料が現代に残されているってありがたいことだな〜と改めて。ロゼッタストーンやパピルスやヒエログリフに始まり、紙文化があって、伝承をまとめて残してくれている物質があるのすごい……
あと資料をまとめてある資料館や図書館とその管理の人たちがいるっていうのもすごいことだよすごいしか言えなくて語彙力足りない悲しい!
6人の研究者の方々、文章上手すぎるなあ。
スイスイ読んじゃう。研究者って文章上手なんだなあ研究者かっこいい…こういう人たちが研究バンバンやってくれたらもっと面白い文章たくさん読めるんだろうなあ……何で日本って人文科学や社会科学に研究費当てへんのや…!損失…っ!圧倒的損失…っっ!!
(5年間の研究費合計の割合、人文科学(1,235.60億円/2.97%)と社会科学(3,508.10億円/8.43%)合わせてもその次に少ない理学(5,676.59億円/13.64%)に届かないんですね…)
ゴッホ展
先日、「楽園のカンヴァス」を読んだ勢いで、美術展覧会行きたくなってしまって探したらゴッホ展が上野でやっている(期間:2021年9月18日-12月12日)ことを発見。これは行くしかない、といそいそ予約。
この展示会のメインの絵である「夜のプロヴァンスの田舎道」の展示の仕方がね、またよかった。展示の仕方にひと工夫もふた工夫もあるんじゃないかなって思える素敵な展示でした。まだまだ12月までやっているそうなので(2021年10月11日現在)、東京近郊の方にはぜひ見に行っていただきたい。ゴッホの絵を集めたヘレーネさんの熱意も伝わる。
キュレーター(学芸員)さんすごいな〜〜〜〜っていう興奮冷めやらぬタイミングで行ったので、ついつい見回りをされている方々もチラチラ見てしまった。
表現はただそこにあってももちろん表現なんだけど、受け止める人、特にその表現をこよなく愛する愛好家がいてこその"芸術"だなと思いましたね。表現と、それにまつわるあらゆるコミュニケーションが、表現を芸術たらしめる融合なのかもしれない。自分も今後推しを推していく中で、内なる熱意を内に留めるだけじゃなく、是非とも外に伝わるように推したいものです。
あと単純に、何かを情熱的に愛する人の熱量を見るのはこちらも楽しい。いいぞもっとやれ!っていう感じになる。Twitterは実にその宝庫。ありがとうございます!!!!!